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SCIVAXインプリントフォーラムONLINEメール 2006年10月23日 No.22
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発信元:SCIVAX株式会社
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このメールは、当社技術に関しコンタクトさせて頂いた方々にお送りしております。SCIVAX社のナノインプリントを中心とする技術開発関連情報、対外発表ご案内、アンケートなどを送信させて頂くものです。
配信の中止・変更などは、末尾のご案内をご参照下さい。
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ナノインプリント/---------------------------------------------------------
<目次>
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1.ナノインプリントと金型について(マスター製造技術編)
http://www.scivax.com/nil/joho/joho_2.html
2.SCIVAXナノインプリントセミナーのご案内
http://www.scivax.com/nil/joho/joho_3.html
3.FPDインターナショナル2006及び弊社セミナーより
4.ナノインプリント装置(X-200)レンタル
http://www.scivax.com/nil/shouhin/shouhin_4.html
5.ナノインプリント関連サービス
http://www.scivax.com/nil/shouhin/shouhin_1.html
ナノインプリント/---------------------------------------------------------
1.ナノインプリントと金型について(マスター製造技術編)-------------------
Vol.18のこのコーナーで、「弊社がなぜNi電鋳を用いて金型を製造するか」については、簡単にご紹介しました。今回はその続編です。
Q:Ni電鋳による金型製造のメリットは何でしょうか?
A:Vol.18で説明したように、①耐久性がある、ことが第一のメリットですが、もう一つ、②マスター製作という工程があり形状の自由度が高い、ことが挙げられます。切削やエッチングなどの他の型加工法と違い、Ni電鋳を用いればどのようなものにパターンを形成しても最終的にNiの型を作ることが出来ます。型となる硬い材料を加工せずに済む点もメリットです。
Q:具体的にはどのような手順で型をつくるのでしょうか?
A:Ni電鋳はメッキによるパターン転写法です。したがってこの方法で型を製作する際には、メッキをする対象物(=マスター)が必要です。このマスターは、どのような加工法を用いても構いませんし、材質も選びません。マスターを準備した後に、必要に応じて導電膜処理を行い導電性を確保し、メッキにてパターンを写し取ります。
Q:マスターの製造方法にはどのようなものが有りますか?
A:弊社では通常、フォトリソグラフィー(電子ビーム描画など)で作成したレジスト膜をマスターとして用います。他には、11月のセミナーにてご紹介する「マイクロ光造形」技術も用いています。マスターの製造においては、所望のパターンが一番簡単に精度良く製造できる方法を選ぶ、ということになります。
Q:「マイクロ光造形」技術でマスターを作るメリットは何でしょうか?
A:この方法のメリットは、3次元的な形状を簡易的に作成できることです。樹脂を薄く塗布し、一層一層形状を積み重ねていくことで、複雑な3次元形状を作成することが出来ます。この方法を用いれば、通常のリソグラフィーでは困難な斜面形状や複雑な段付き形状を簡易的に作成することが出来ます。詳細は以下のHPをご覧下さい。http://www.d-mec.co.jp/
また、11月のセミナーにて「マイクロ光造形」技術について詳細をご紹介いたしますので、ご興味をお持ちいただいた方は、ぜひご参加下さい。
以上、今回は金型作成技術、特にマスター製造の技術について紹介いたしました。技術詳細に関しましては、下記「テクニカルレビュー」を参照下さい。
http://www.scivax.com/nil/joho/joho_2.html
2.SCIVAXナノインプリントセミナーのご案内---------------------------------
おかげざまで、弊社セミナーは次回で13回目となります。
何度でもご参加いただけますので、お気軽にお越し下さい。また、ラボ見学のみ、各講演のみのご参加も可能ですので、申し込み時にお申し出下さい。
<関東>
11月の弊社KSPラボでのセミナーは、
11月17日 13:00-16:00
となります。奮ってご参加下さい。
http://www.scivax.com/nil/joho/joho_3.html
今回は、いつも通りの弊社技術説明の後、㈱D-MEC様より、マイクロ光造形技術とナノインプリント用金型マスター製作への応用、についてご講演いただきます。
http://www.d-mec.co.jp/
<関西>
10月31日 13:00-16:00
前回に引き続き、弊社代理店であります、丸文㈱関西支社にて実施いたします。
http://www.marubun.co.jp/product/electronics/event/qgc18e000000pjnc.html
講演パートナーは大日本印刷様となります。「ナノインプリント用金型について」ご講演いただきます。
お申し込みは、HPの申込用紙にご記入いただきFAXしていただくか、[email protected]まで御氏名、御所属のご連絡をお願いいたします。
3.FPDインターナショナル2006および今月のセミナーより
<FPDインターナショナル2006>
弊社は、10月18日~20日にパシフィコ横浜にて開催されましたFPDインターナショナル2006にてナノインプリント技術について展示を行いました。多くの方々にブースを訪問いただきまして誠にありがとうございました。当日、ブースでナノインプリントに関する発表を行っていたのは、弊社および㈱アイテス様でした。㈱アイテス様はナノインプリントによる微細構造物を用いた、有機EL光源の高輝度化に取り組んでおられました。
また、19日のオープンシアターでのプレゼンテーションにご参加いただいた方々にも、お忙しい中お時間をいただいたことを篤く御礼申し上げます。80名以上の方々にご参加いただき、あらためてナノインプリント技術及び弊社技術に対して高いご関心をいただいていることを確認させていただきました。当日、会場に入りきれなかった方々、資料が行き届かなかった方々には、大変ご迷惑をおかけいたしました。
ブースでもご紹介させていただいておりましたが、弊社は現在、光学・バイオデバイスを中心にナノインプリント技術の用途展開を図っておりまして、特に今回は弊社開発樹脂(バイオ・光学用途高成型能樹脂)について多数のお問い合わせをいただきました。微細パターン成型時の成型不良に悩んでおられるお客様には、ぜひ一度お試しいただきたくよろしくお願い申し上げます。
<10月度セミナー@KSP>
いつも多数の方々にご参加を頂き、誠にありがとうございます。今回も定員オーバーとなりました。今回は、日本Veeco㈱様より、微細形状の測定装置についてご講演をいただきました。現在弊社でも利用しているAFM(ディメンジョンシリーズ)と
光干渉式表面形状測定器(WYKO)について、実演も交えてご説明いただいたほか、最新の高速計測可能なAFMについても技術のご紹介をいただきました。弊社も高速計測可能なAFMについては非常に有用な技術であると考えており、今後も新しい情報が入り次第ご提供していきたいと考えております。
4.ナノインプリント装置(X-200)レンタル開始--------------------------------
SCIVAXのプロセスノウハウを凝集させたインプリント装置(X-200)のレンタルを開始いたします。「予算の都合で」、「まずデータを取ってから大口の予算申請をしたい」そういったご要望にお答えします。期間、費用等詳細は以下までお問い合わせ下さい。
担当:金井 TEL:044-820-0551
mailto:[email protected]
http://www.scivax.com/nil/shouhin/shouhin_4.html
5.ナノインプリント関連サービスに関しまして-------------------------------
お客様より大変ご好評を頂いております各種サービスにつきまして、以下の通りご案内申し上げます。ご興味のあるサービスに関してはご遠慮なくお問い合わせ下さい。
□サンプル販売(ナノ加工フィルム、標準パターンサンプル、溝メッキサンプル、標準金型、ナノ標準金型)
□金型受託加工(ニッケル金型製作、マスタ持込も可)
□材料販売(ナノインプリント用開発樹脂)
□装置販売(R&D機:VXシリーズ、Xシリーズ)
□試作加工(SCIVAXで、協力会社で、レンタル機希望)
□共同開発(量産品生産)
mailto:[email protected] 担当:金井
TEL:044-820-0551
http://www.scivax.com/nil/shouhin/shouhin_1.html
<SCIVAXインプリントフォーラムONLINEメール登録>
本メルマガの登録画面を設定致しましたので、ご興味をお持ちの方々にご紹介下さい。
http://www.scivax.com/nil/joho/joho_1.html
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